【MTG】禁止カード | カード・ゲームショップ Playze -プレイズ-

【MTG】禁止カード

プレイズ 西尾シャオ店

2017年01月11日 20時04分

こんにちは、MTG担当石川さんです。

さて、昨日1月10日にMTG禁止カード改訂が公式より発表されました。

今回禁止カードに指定されたのはこちら。

スタンダード:「密輸人の回転翼機」「約束された終末、エムラクール」「反射魔道士」

モダン:「ギタクシア派の調査」「ゴルガリの墓トロール」

モダンの禁止カードは妥当だと思います。墓トロールはこの間解禁されたばかりですが、そもそも実験的に解禁したと公式も言っていたので再び禁止されても別に驚くようなことではありませんでした。ギタクシア派の調査はまあ、ライフ2点で前方確認できるのは良くなかったのでしょう、やっぱり。

 

スタンダードの禁止に関しては、既にユーザーの間でも話題になっていますが、やはり納得しかねる部分があります。

まず最初に思ったことは「禁止カードを出さざるを得ないほど酷い環境か?」という事です。去年ならば「バントカンパニー」が環境に蔓延していて、「カンパニーを倒すには自分もカンパニーを使うしかない」という非常に歪んだ環境であったので禁止カードが出ても不思議ではなかったわけですが、現在はそこまで環境を支配しているアーキタイプがあるわけでもなく、メタはかなり健全に回っていると思います。確かに「密輸人の回転翼機」は色拘束も無く様々なデッキに入っているわけですが、それでも全てのデッキに入っているわけでもないですし、(少なくとも黒緑昂揚や赤緑エネルギーに入ってるのは見たことは無い)また対処法が無いというわけでもない。それに霊気紛争でそれなりに対策カードも入るのだしなぜこのタイミングで禁止なのか理解ができません。

「反射魔道士」に関しては、インスタントタイミングで出てこなければ妥当なカードパワーであると思います。再キャスト制限があるとはいえ結局はバウンスであり、1ターン待てばまた戦場に出せます。公式の見解では、ファッティに人権が無くなるから禁止とのことですが、その理屈で行くと「殺害」も禁止しなければいけないんじゃないでしょうか?そもそも嫌われていたのは「バントカンパニー」であって決してこのカード単体が嫌われていたわけでは無いと思います。禁止するのが半年遅い。

「約束された終末、エムラクール」はまあ、あんなコスト軽減つけるなら昂揚達成で4コスト軽減とかにしとけば良かったのでは?と思わなくもないですが、公式が言うような「出されたらすぐに勝負が決まる」という経験はほとんど無いです。むしろ逆に「さっさと勝負決めてくれないかな~」と思うくらい最適解(最悪手)を求めすぎて長考されるのがきついです。強い弱いは置いといて、とにかく無駄に時間がかかるのが嫌なのでこのカードだけは禁止されてもしょうがないかな、と思います。

 

ただそれでも、禁止するほどのことは無いのではないでしょうか?スタンダードで禁止カードを出すというのは、モダンやレガシーでの禁止よりもはるかに重い意味のあることです。前例が無いわけではありませんが、少なくとも過去にスタンダードで禁止されたカードは非常に強力で、環境をそれ一色に染めてしまった、というレベルのカードばかりでした。(MoMA、親和、カウブレイド)それらに比べたら今回禁止されたカードはそこまで支配的であるとは思えません。少なくともこの3枚が同居するようなデッキは存在しないはずです。

今回の措置は本当に必要だったのでしょうか?

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